臨床検査技師と臨床工学技士のダブルライセンスは必要であるか?徹底解説してみた。

この記事を読むべき人

・ダブルライセンスを取る学校に入学する予定のある方

・どちらかの資格をとったがもう1つ取るか悩んでいる方

・ダブルライセンスを取るメリット、デメリットを知りたい方

どうも、@gorepo_zakki(ごー)です。

私は臨床検査技師と臨床工学技士の2つの資格を取得しました。

現在臨床検査技師として数年たちますが、ほとんど臨床工学技士の資格は使っておりません。

何故ダブルライセンスを取ろうと思ったのか、どのように試験を乗り切ったか、実際に働いてからのダブルライセンスを取得する学校に対する印象など書いていきたいと思います。

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ダブルライセンスって本当に取れるの?難しいんじゃない?

「2つも資格を取るのって大変そう。」

「勉強するの大変そうだよね」

「実際どんな感じなの?」

不安なことが多いと思います。

結論から言いますと、頑張ればなんとかなります。

 

ダブルライセンスを取るための日程

主に大学と専門学校で取得方法が異なります。(あくまで例です。学校によっては異なるかも。)

 

大学の場合、臨床検査技師と臨床工学士の資格を同じ年に取得します。

また、同時に病院実習も行わなければいけません。

またまた、大学であるので論文も書く必要があります。

なので、4年目が結構ハードです。

試験勉強×2+病院実習×2+卒業論文+就職試験

とやることが盛りだくさんです。

 

専門学校の場合、3年目に臨床検査技師の資格を、4年目に臨床工学技士の資格を取ります。

専門の場合は3年目までは臨床検査技師の事だけをやります。臨床検査技師のの試験を取得した場合、4年目に臨床工学技士の資格を取得するか選択することができます。

4年目は臨床工学技士の事だけを行い、資格を取得します。

専門の場合は

3年目 病院実習+試験勉強

4年目 病院実習+試験勉強+就職試験

となるため、大学よりはやる事が分散されるので良いと思います。

どちらの試験が難しい?

大学の場合、4年目に両方の国家試験を受験することが多いです。

 

試験日程

臨床検査技師の国家試験は 2月の終わり

臨床工学技士の国家試験は 3月の始めに

にあります。

試験の難易度は、圧倒的に臨床検査技師の方が難しいです

 

理由
  1. ベテラン技師が多く、余っている
  2. 検査の自動化が進み、臨床検査技師の需要が減少している

これらの理由により臨床検査技師の国家試験は難化傾向にあります。

一方、臨床工学技士は臨床検査技師に比べて資格ができてからの日が浅く、比較的取得しやすいといえるでしょう。

2つ同時に取れるのか?

1年置きに資格を取得する学校であれば、問題ないと思います。

しかし、大学の場合2つ同時に取得するため、かなりのハイピッチで勉強を進めなければいけません。

ただ2つの資格の出題範囲には共通している部分があります。(臨床検査医学総論や医用工学概論など)

覚える範囲や量は、臨床検査技師の方が圧倒的に多いです。

メインに臨床検査技師の勉強をし、間を縫って臨床工学技士の勉強をするとよいでしょう。

臨床工学技士の試験には計算問題が多く出題されています。暗記物は試験直前に覚えれば良いので、計算問題だけは定期的に解くべきです。直前だと分からないと詰みますので。

 

検査技師の試験が終わってから、工学技士の試験を受けるまでに1週間から2週間ほど時間があります。その間に全力で暗記物を詰めましょう。

特に過去問を重点的にやること。計算問題はそれまでに解けるようにしておきましょう。その時点で計算問題のやり方が分からないと、ちょっと厳しいかもしれません。

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ダブルライセンスを取るメリット

就職にとにかく強い

あらかじめどちらかに決めている方は関係ありません。

また、数年間勉強していると「検査技師/工学技士になりたい!」という気持ちが表れてきます。

なので、大体の方は関係ありません。どちらか希望する方へ進んでいきます。

どちらでも良くこだわらなければ選り取り見取りです。2つの資格の中で最も条件の良いところを受けましょう。

ダブルライセンス必須の求人がある

稀にでありますが、ダブルライセンス必須の求人があります。

自分が確認した中では、臨床検査技師の業務をメインで行い補助業務として臨床工学技士の業務を行うものでした。

 

今現在、ダブルライセンスを取るメリットは少ないように感じます。今後、医療業界で変化があれば有用になるかもしれません。

 

ダブルライセンスは学校側にメリットが多く、学生にはデメリットが多い。

学生の就職率が上がる。

ダブルライセンスの取得をすることにより、就職の幅が広がり、就職率が上がります。

医療系の資格の学校が最も気にする数字が 就職率 です。

資格系の学校であれば、ほかの学校よりも就職率を高くしたいでしょう。

とにかく学生を就職させることが学校の第一目標なのです。

知識が中途半端になってしまう可能性が高い

本来1つしか使わない資格を2つ取るわけです。1つの資格に対する勉強量が少なくなってしまうことは間違いありません。

また、1つの資格しか取らない学校に比べて、どうしても勉強量や知識量が不足してしまいます。

お金がかかる。

お金がかかる

  • 学校の設備
  • 講師
  • 教科書
  • 実習費用

2つの資格を取得しますので、お金も多くかかります。

 

学生にはデメリットが多く、学校に旨味があるように感じます。

ダブルライセンスという言葉に踊らされてはいけません。

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実際に働き始めてから、ダブルライセンスを取る学校への印象

病院実習期間が短いので本当に知識を習得できているのか

大学を卒業をするには、検査技師と工学技士の病院実習を行わなければいけません。

本来、臨床検査技師だけであれば3~4か月、臨床工学技士であれば1~2か月の実習期間が無難です。

ダブルライセンスとなると時間がないため、どちらも1か月しかしないところが多いようです。(同じ年に同時に取得する場合)

工学技士はともかく、検査技師は本来やるべき実習すべてを行うことが難しく、また期間が短いためほぼ見学になることが多いです。

教える側としては、1か月でもしっかり教えようと努力はしますが限界があります。

就職前に4か月病院にいるか、1か月病院にいるか。どちらの方が知識が着くか。考えなくてもわかりますよね。

 

ただ受かるだけになってしまっている

学校の目的は合格率、就職率を上げること。そのためには、試験に合格しないといけません。

2種類の資格を取得しなければならないとなおさらです。

1種類の学校に比べると目標が違うように感じます。

 

「とりあえずどっちも受からせるようにする」

「試験を取得するのは当たり前で、その後のことを考える」

 

時間の都合上仕方ないことですが、実際に職場に出ると差を感じる時があります。

即戦力になるのは難しいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

私は臨床検査技師を目指す身として、ダブルライセンスを取得する大学に入学しました。

理由としては

  1. 専門学校より大学であることにメリットを感じたため。
  2. 臨床検査技師の資格が単独で取得できる大学がなかったため。
  3. ダブルライセンスが有用だと思ったため

 

結論をいうと、あまりおススメはできません。

  1. 自分が興味がないこと?を勉強しなくてはならない。
  2. 実際にダブルライセンスを使うケースはほとんどない
  3. お金がかかる
  4. 単独で資格を取る学校に対して、知識量や実習期間で劣る可能性が高い。

 

ただ、就職のしやすさ や ダブルライセンスの将来性など(あるかわかりませんが
に対してメリットを感じた方は、選んでもいいのではないでしょか?

 

※ この記事はあくまでも個人の感想であります。批判をしているわけではありません。

 

 

 

 

藤田保健衛生大学『臨床検査学入門』編集委員会


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